両壁雨ガルアロー

普段とは全く違う考え方で組んだPT
マークなし解禁によって構築を考えるとXYで使ったような形ばかりできてしまう固い頭をほぐす為の新しい試み

ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
ガルーラ おんがえし ふいうち グロウパンチ まもる ガルーラナイト きもったま
ニョロトノ ねっとう みずのはどう こごえるかぜ ほろびのうた こだわりメガネ あめふらし
キングドラ ねっとう りゅうのはどう まもる だくりゅう さざなみのおこう すいすい
ライコウ かみなり あまごい リフレクター ひかりのかべ ひかりのねんど プレッシャー
ルンパッパ ねっとう エナジーボール ねこだまし まもる オボンのみ すいすい
ファイアロー ブレイブバード つるぎのまい はねやすめ まもる するどいくちばし はやてのつばさ

ガルーラ   203(180)-154(196)-101(4)-×-101(4)-126(124)
メガ後    203-187-121-×-121-136
177メガガルーラの親子愛けたぐり確定耐え
161キングドラの珠雨ハイドロポンプ確定耐え
メガ進化前最速61族+2/メガ進化後最速71族+1

ニョロトノ  197(252)-×-120(196)-129(60)-120-67
メガネ雨熱湯で198-127ヒードラン確定1発/212-121メガガルーラ確定2発
メガネ雨水の波動で196-101ランドロス確定1発
194メガガルーラの親子愛すてみタックル確定耐え
222ギルガルドシャドーボール高乱数で2耐え(98%)

キングドラ  173(180)-×-116(4)-157(220)-116(4)-118(100)
さざなみ雨熱湯で198-127ヒードラン確定1発
さざなみ雨ダブルダメ濁流で181-120メガガルーラ確定2発
194メガガルーラの親子愛おんがえし確定耐え
すいすい込でスカーフ最速91族+2

ライコウ   195(236)-×-101(44)-135-120-180(228)
かみなりで185-90ファイアロー確定1発
197ランドロスのダブルダメ地震確定耐え(先行されて1発だった場合A補正スカーフと断定できる)
161キングドラの珠雨ハイドロポンプ確定耐え
最速111族+1

ルンパッパ  185(236)-81-101(84)-122(4)-121(4)-113(180)
雨ねっとうで165-101ランドロス確定1発
エナジーボールで186-136メガカメックス高乱数2発(98%)
オボン込みで197メガガルーラの親子愛すてみタックル確定耐え
準速60族+1

ファイアロー 185(252)-146(252)-91-×-89-147(4)
くちばしブレイブバードで181-121メガガルーラ確定2発
A+1くちばしブレイブバードで165-110ランドロス高乱数1発(94%)
A+2くちばしブレイブバードで202-117ニンフィア確定1発


構築の流れ  普段の要素を満たすように構築していく手法において最重要クラスであるS操作の要素を取り払う所からスタートし新しい形を目指してみた
         せっかくなので(?)普段のPT(=水耐性甘めなドランランドなんたら構築)をメタる形にして今後の構築においての意識改革に役立てていこう
 
トリプルバトルは相手のS操作に対してこちらもS操作をぶつける事で切り返していく展開が多くおそらく基本といえる動きですが
今回は相手のS操作に対して積み技+先制技による縛りと多くの守る持ちで切り返しを狙う構築を組んでみた
積み役に選択したのは安心と信頼の攻撃範囲火力耐久値を持ったグロふいガルーラとコンセプトである先制技の火力を評価しての剣舞アロー

低下力サポーターが置かれるS操作を筆頭とした補助技で場を作っていく並びには積み展開が有効ですが初手から複数の高火力で殴ってくる相手が苦手
これらの展開に対して初手の性能が高いあめふらしニョロトノ+ルンパッパ・キングドラを置いて押さえつけることで対抗します
雨エース展開は初手の性能がずば抜けていますがトノグドラルンパで並べるとS操作への切り返しが無いので耐久の高いS操作役からの展開を苦手とします
これらの展開には逆に前述の積み展開で対抗することで1つの戦術に

さてここで浮上する問題がサポーターからの展開と複数の高火力で初手から殴ってくる展開が同居してそうなPTが相手の場合
どちらの選出でくるのかが分かれば問題ありませんがぼくはサイキッカーではなくせいぜいオカルトマニアなので選出を読み切る自信がありません
普段のPTの場合は数値耐性をいかして不利な駒を交代させる事で出し負けの解決を図るワケですが今回の5匹は数値耐性が明らかにボロカス状態
このままでは出し負けた後そのまま負けてしまうケースが容易に想像できる為初手の対面で出来るだけ負けないまた別の要素が必要である

そうして最後に採用した要素がリフレクター・ひかりのかべ
これを使うことにより対面で勝負できる範囲が広がり問題であった2展開が考えられるケースはもちろんその他多くの初手に対して
積み+ルンパ(猫騙し役)+壁・トノ+すいすい+壁 のような選出で戦っていける形を確保できました
貼ることさえ出来ればできるだけ交代せずに戦っていくというスタイルで勝てる範囲がグッと広がるので初手解決にとどまらない活躍が見込める
壁役には不安な受けの面を一刻も早く緩和する為の高速であることが絶対条件として交代先に乏しい点から壁を貼った後暇すぎない程度の性能が欲しい
上記の条件+取り巻き5匹の打点耐性面と相談してかみなりを搭載したライコウを選んで完成

初めに想定していた積み+積み+猫騙しのような選出はほぼしなくなりましたが上位互換っぽい猫壁積み展開を得て主に下記の3種の選出で戦うPTに
・汎用性の高いトノルンパライコウからの高速猫騙し+壁による安定した場作りから撃ち合い
・低火力サポーターを食い物にするライコウルンパ+ガルーラアローからの猫壁積み展開
・初手の展開が強い高速アタッカー組を更に上からねじ伏せるトノグドラルンパ


以下個別補足

ガルーラ
・まもる採用/ねこだまし不採用
トリプルでメガガルーラを採用する場合はねこだましという要素を構築に取り入れ、それでいて単体性能が低くならないという点を評価している形が多いが
今回は攻撃範囲と優秀な積み技・壁がいかせる少ない弱点と高数値な点が強力な積みエースという形で評価しているので丁寧に動かせるこの技構成 
かといって構築にねこだましが無いのは個人的にまず耐えられないレベルの欠陥な為この型が成立しているのはルンパッパのおかげである
・HA基調配分
取り巻きがかなり高速な為すばやい相手の処理はそちらに任せてガルーラには安定した積み展開を重視

ニョロトノ
・耐久振りこだわりメガネ持ち
構築の方針に従い対面性能を上げる形
・最遅
無振りで抜ける範囲が割と少ないので噴火ヒードランを立てる形を筆頭としたトリパ耐性を優先 
・みずのはどう
ファイアローに余裕がない為処理を狙うが対角に出てしまったケースでも遂行できるように 単純に対角を殴れる点だけでも詰めの選択肢は確実に増えるので良技
・こごえるかぜ
対叩きにおいて持っていると楽になるケースがあるのを評価(テラキを縛りながら叩き役のSを落とす形) 
引き先に乏しいながらメガネを持っているため雨下タイプ一致の水技以外でこだわるケースは基本的に弱い→ピンポイントながら刺せればアドがデカい技を選択 発想的になみのりでもよさそう
・ほろびのうた
上記の考えのもと採用 残数有利で相手が3匹以下になるとこだわり持ちだろうが無類の強さを発揮 これ+積み技まであるので耐久系の構築に対して滅茶苦茶有利

キングドラ
・耐久振りさざなみのおこう持ち
構築の方針に従い対面性能を上げる形 本当はもう少し耐久に回したかったが地面岩の通り具合から流石に最速スカーフランド抜きを下限と見た
命の珠と迷ったが雨パーツで水等倍以上を流し残りをガルアローで倒す立ち回りが多く熱湯を押しているケースが多かった為これで良かったと思う
・だくりゅう
禁忌の技 外れるので押してはいけない しかしながらやはり全体技という要素は強力なため最終奥義として技欄に忍ばせた
ぼくはこの記事を書く今までで1回しか押さなかったので身代わりや金縛りでいい可能性がある
・しんぴのしずく・しずくプレート不採用
さざなみって言葉の響きが好きです

ライコウ
・かみなり採用/10万ボルト不採用
構築の方針に従い対面性能を上げる形 配分もCSベースにしたいところだったが対グドラ入雨でひかりのかべを押したい6匹に仕上がったのでこの配分
・あまごい
主にメガリザードンYへのメタ 自身がかみなりワンウエポンの為これがあると安心感がある(
引き先に乏しい構築なのですいすい2体の雨パながらトノを投げ捨てるような動きをすることもあるがその場合2枚目の雨役として機能する点が優秀

ルンパッパ
・耐久振りオボン持ち
構築の方針に従い対面性能を上げる形
ルンパはすいすいエースというより猫騙し役として先発に繰り出され雑に扱うケースが多い為エースのキングドラとは違いCより耐久優先の配分

ファイアロー
・はねやすめ
当初はS操作切りが不安で仕方ないので追い風にしようとも思ったが(コンセプトガン無視)
コンセプトくんが思った以上にうまくいっていた為その展開において一番強力そうな技のはねやすめを選択して正解だったと思える使用感だった




今回捨てた大体いつも採用する重要な要素
・S操作
・威嚇
・妖精耐性2以上
・(ワイガ)
・(飛行耐性2以上)
・(格闘岩地面ノーマルあたりへの耐性)

新しい試みが普段の構築にプラスをもたらすこともあるだろうしこれからもちょくちょくとは普段と違う毛色の構築を考えていきたいですね
ちなみに6世代トリプルふんかドラン使用可能環境におけるはじめてのふんかドラン抜き構築らしいです( 祝・火山のパラメ卒業